発達障害と診断を受けた場合に、案内される「療育」。
我が家も、長男&次男の二人とも、療育にお世話になりました。
療育って効果あるのかな?と思いながら、良くわからず通っていたのが、わたくしです。
正直、療育には、親が送っていかないと行けない事はもちろん、本人が行きたがらない場合、大変な労力を使って連れて行くという事になりかねない・・・。
連れて行くだけで、めちゃくちゃ大変!!!
長男は、駐車場に着いても車から降りたがらず、1時間、車の中で降りる気になるのを待つなんてのもざらにあり。
次男は、そもそも車にも乗らないので、アイスを買うだの、おやつを買うだの手を尽くして、連れて行き・・・しかも、いつも遅刻。
療育の教室に入る頃には、母、もう半分ミイラ化。
そこまでして、療育、行かないといけない?と、何度思ったことか。。
我が家は療育から離れて、もう数年経っていますが、果たして療育の効果は何かあったのか?
通い続けた甲斐があったのか?
療育から離れたからこそ感じる事を、ぶっちゃけてここで書いてみたいと思います。
結論だけ、知りたいわ~という方は、【こちらのリンク】をクリック下さい。結論に飛びます。
さて、まず我が家、どんな療育を受けていたのかをご紹介します。
【長男の場合】
幼稚園入園前の3か月間だけ、幼稚園のプレという感じで、幼稚園の生活パータンを他のおこちゃま達と一緒に過ごしました。毎日、午前中のみ(母も一緒に)
具体的には、輪になって手をつないでお遊戯、絵本タイム、自由時間、みんなで体を使った遊び、絵具遊び、時々イベント(おやつを食べたりなど)。
幼稚園入園後は、来なくてもやっていけると言われ、そこで療育は終了しました。
【次男の場合】
2歳~3歳は、からだの使い方をブランコや、マット、ボール、ジャングルジムなどで練習する療育。1か月に1回、1時間。マンツーマンでした。母と一緒に。
4歳から、別の療育施設に移り、げんごクラス。字を書く、発言練習など。4人クラス。2週間に1回。子だけ。
5歳から、からだクラス。体を使った遊び等に加えて、小学校のプレ練習療育。卒園まで。9人クラス。2週間に1回。子だけ。
小学校入学後は、来なくてもやっていけると言われ、そこで療育は終了しました。
【さて、療育。頑張って連れて行く程の効果はあったのか?】
結論から言ってしまうと、
効果があったりなかったり。
本人の嗜好やニーズに合った療育内容、先生との相性がマッチした場合は、ものすごく効果があると実感しました。
長男は、ニーズ等がピッタリ合った為、本当にびっくりする程、良い意味での変化がありました。
療育前は、大人の指示通りにする事にすべて反発。全く全体行動ができない。輪に入れない、というタイプでしたが、療育で3か月過ごした後は、それらはかなり軽減。幼稚園に入園してからも、大きく戸惑う事もなく園生活に慣れていく事ができました。(そうは言っても、定型児さんのようにはいかなけど)
一方で、本人のニーズに合わない療育内容、先生との相性が合わない場合、逆効果となり、ますます色々不具合が出てきました。
それが、次男のケース。次男は、マンツーマンの体の使い方を学ぶ療育では、使えていない筋肉の使い方をマスターする事ができ、身体機能がみるみる改善していくのがわかりました。
一方で、言語の療育は、まるで効果なし。1時間、ずっと教室の中でウロウロしていて、何一つやらないままで終了。
その後に受けた、身体を動かすクラスは、小学校入学前を意識した内容も出てきて、次男はやる気なし。段々、嫌いになっていき、行き渋りが始まり、アイスで釣って連れて行く始末。
次男の場合、どうやら集団でやる事への抵抗が大きすぎて、療育のねらいが全く彼には届いていないような感じでした。ゆえに効果も感じませんでした。
(ここだけの話、この5歳の時の小学校プレ内容の療育が、次男の学校嫌いの土台を作ってしまったのではないかと思う所もあり。。。)
【結論】療育って行った方がいい?
療育、嫌がる子を連れて行くだけで地獄を見るのに、そこに効果がなかったら、ガチで勘弁。
と私なぞは思っていましたが、先生方が一生懸命やって下さるのが救いで、頑張って通っていました。
しかし・・・・
あんなに頑張って連れて行っていたのに、結局二人とも、学校が嫌いすぎて、数年後には、
不登校&別室部分登校になっちまってるよー。
長男・次男とも、結果的には、やはり、学校は居心地の良い所ではなく、今では不登校・別室部分登校。
やはり療育を受けたところで、持ってうまれた本質は変わらないんだよな~。
でも、
療育なんか行かなければ、よかったーーーー!!!
大変なだけだったーーーーー!!!
とは、思ってなかったりして。
正直、
とりあえず、行っといてよかったわ~~~~~~!!!
と思っています。
今、思い起こすと、
・子どもとの接し方を、私が療育で学んだ。
・特性っ子の困り感を先生方なら分かってくれるし、相談させてもらえる。
・ほかにも、同じように大変な思いをされているお母さん方と出会える。
・子どもの長所・短所がすごくよくわかる。
そして、
・結果的に不登校になっても、私は、やれる事はやってきたのだ!と後悔なし!(←これ、マジで自分を救っている)
時々、療育施設の先生と喧嘩になってしまうお母さんもいたりして、その方からは、療育なんか行かない方がいい!って私もアドバイスをもらった事もありました。
親も先生も本気なので、喧嘩になっても不思議はないです、はい。実際、そのお母さんは、療育に連れて行かなくても、おこちゃま達は自分の居場所を見つけて、自分らしく生きています。
彼女から、療育に行かないという選択肢もあるんだなと学びました。
というわけで、私個人の結論としては、
お母さんとお子ちゃまが必要と思わなければ、行かなくてもいい。
お母さん、お子ちゃま、どちらかが必要とするなら、行ってみてもいい。
どっちか迷ってたら、とりあえず、行ってみて決めてもいい。
行くのがしんどかったら、
先生に、「連れてくるのが地獄なんです。」と、相談しちゃうノリでちょうどいい。
と感じております。
私の場合は、小さい子どもを育てている人が周りもおらず、小さい子と接する機会も殆どないまま、大人になってしまったので、「どうしたらいいワケ?」のところからの育児スタートだったのもあり、とにかく誰かの助が必要でした。
外のサービス等々を利用して、専門の方々を巻き込んで、育児を手伝ってもらう事で、すごく救われていました。
成長してからも、例えば、学校で何かトラブル等が起きた時に、「療育に通っていました」というだけで、細かく色々説明しなくても、配慮が必要なタイプである事や医療・福祉サービス等を受けての一連の流れがあっての今を理解してもらえるのも、大きな特典かなと思います。
というわけで、
とりあえず、行っておいてよかったわ~と思っております。
今回は、長男が発達障害の疑いあり&療育をススメられた時に、私の周りに誰も療育の事を知っている人がおらず、不安すぎて一人でシクシク泣きながら、療育施設に電話した経験から、同じような状況にある方に何か参考になる情報となればと思い、書いてみました。
今回も最後までありがとうございました。また次回~。
にほんブログ村
コメント