激しい癇癪。不眠。薬の力を借りる事にした。

子どもにメンタル系のお薬を服用させて良いものなのか。

性格が変わっちゃんじゃない?
薬を飲み始めたら、やめられなくなっちゃうんじゃない?
脳の成長阻害になるのではない?

心配がグルグル。
ネットで調べてグルグルグルグル。
医師に相談してグルグルグルグルグルグル。]

これ以上考えると、私が体調を崩しそうだし、でも、ここまで調べて今さら知らなかったようにスルーすることもできず、結果、結局薬を処方してもらう事にしました。

次男には、感情の起伏の激しさを軽減して、気持ち的にも落ち着く薬。
長男は、不眠続きで、睡眠導入剤。

最終的に薬を処方してもらう事にしようと決めたのには、

1.アメリカ人の知り合いから、小学校時代の話を聞いたから。
ADHDの級友は、薬を飲むことで、教室で動き回らくて良くなり、本人が楽に過ごせるようになったという話。

2.私自身の経験から。
私はガンになった経緯で、臓器が体から摘出されており、その内蔵機能を薬を飲むことで生命維持をしている事から薬を飲むこと事態に抵抗がない上に、持病のパニック障害では、薬の力なくして今の生活は成り立っていないという経験。

この二つが大きいです。この二つには、同じ考え方がベースになっていて、
将来に悪影響があったら。という考えはとりあえず置いておいて、

今を充実させよう。

今を少しでも快適にして、まずはエネルギーを復活させよう。
今を紡いだら、未来に繋がる。

という考えとなっております。


次男は、薬を飲み始めてから半年ぐらい経ちましたが、多少変化があり、

・表情が明るくなった。
よく笑うようになった。
相変わらず物には当たるけど、力加減するようになりつつある。(少なくとも、鉛筆は折らなくなった)

基本的な不安や過緊張にあまり変化はなく、また性格が変わっちゃった?と思うような所もなく。ただ、楽しそうにしている時間は増えたかなと。

一方で、副作用もあります。

食欲が出過ぎて、めちゃめちゃ食べる。そして、太る。ぽっちゃり体系になった。

まー、これは仕方ないかな~。食べないよりはまだ良いかな。(長男が食べなくなって、本当に心配した経緯もあり)、薬によるメリットの方がはるかに大きいと思うので、今のところ、薬は飲み続ける方向です。

長男も少し前まで不眠で、毎日朦朧としていましたが、病院で睡眠導入剤を処方してもらってからは、「飲めば寝れる」という安心感を得て、メンタルがとても安定した上に、実際、薬を飲む事で、すっと眠れるようになりました。

相変わらず夜中には何度か目が覚めてしまうようですが、それでも随分と気持ち的には楽になったようで、本人も処方してもらって良かったと言っています。

それにしても、親子三人、メンタル系の薬を飲む事になるとは。

発達障害持ちは、普通に生活しようとすると、どうしても生き辛さを伴走してしまう事になるのだろうか・・・。薬必須なのだろうか・・・。

でもまぁ、近視の人はコンタクトレンズを使って生活できるように、発達障害特性も、お医者さんと相談して薬をうまく利用して生活できたら、それはそれでいいような気がします。コンタクトレンズも、最初は目に入れてヤバイんじゃない?っていう時代も長くあったでしょうしねぇ。

それにしても、良い時代になりました~。私の友達の多くは、20年以上前に子育てを始めた人が多いけれど、その頃からは想像できないぐらいに今は、学校も医療も特性に対して理解や配慮が進んでいると思うばかり。(あとは、社会がもう少し寛容になって頂けたら、ありがたい)

そういう意味では、本とに高齢出産でよかったわ~。

ありがたや、ありがたや。

薬でなんとかなるうちは、薬を飲み続けたらいいとすら思う母です。
本当は、自分を社会に全面的に合わせるのではなく、社会の中で自分に合ったスタイルを見つけて生きられたら、きっと薬は要らなくなるんだろうな。

子ども達が大人になる頃には、もっと多種多様な働き方ができる時代になっている気もするし。

今回も最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。では、また次回~。

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