癇癪=親の甘やかし ← それ、もう古いです。

もう時代は令和ですが、今でも時折、子どもの癇癪を押されられないのは、母親の甘やかしが原因だと言われる事があります。私も先日、チクリと言われてしまいました。

しかし、私はそこは断固、肯定いたしませんよ。

その考え、もう古い。勉強不足でしかない。癇癪の最新情報がアップデートされていない方かと思いますので、甘いとか言われた方は、ぜひとも、あー、それな。と受け流しましょう!!

さて、癇癪。私が調べた限りでは、

癇癪は、脳内の感情抑制機能のアンバランスさ。
と思われます。

定型児は成長過程において、脳が未熟な事により感情抑制が効かず、癇癪が起きる時期があって、脳の成長と共に次第に収まっていくもの。

また、発達障害特性をもつ場合は、生まれつきの脳内の感情抑制機能の成長が追いつきにくい要因があって、一時的なものではなく、感情の表出の仕方が過激で激しくなりがち(つまり、大声を出したり、暴れたりする)と捉えております。

さて、うちの次男は発達特性持ちで、とにかくすぐに癇癪が出るタイプです。それも、秒速の男です。

1歳の頃には自分の思い通りにならないと、秒で後ろに卒倒して床に頭を打つスタイルで怒りを表していました。

1歳でこの癇癪っぷり。
どこが地雷なのか分からず、私としては????な感じでした。

そんな超絶、感情ストレートに癇癪を起こす息子が現在、小3となりました。

後ろに突っ伏すのは、いつのまにかやらなくなりましたが、癇癪の出方は進化して、

母を叩く、蹴る、机を拳で叩きつける、ものを投げる

むしろ、悪くなっている!!!!他人に被害が及び始めている!!!がーーーん。

「お母さんが甘やかすから、子どもは癇癪起こせば許されると思ってんのよ。」とか、言われがち。

ええ、そうなんです。うちは放任主義で、なんでもOK。やりたい放題やらせてるんです。

な、ワケ無い!

毎日、どれだけ子どもから理不尽な怒りを浴びせられ、怒りを抑え、怒鳴るのを堪え、理性を保てと頭の中で唱えながら言い方を変え、癇癪では何も解決しないんだよ。と諭そうと努力している事か。

しかし、これらの努力は、実にあっさりと周りから

理解されません。がーーーん!!!がーーーーん!!!

お母さん、本人がまだ小さくて力がない内に、本人のわがままを止めさせましょう。

とか、

お母さん、お母さんがその癇癪に負けて許してしまうから、ちっとも我慢を覚えないんですよ。

とか、

さらっと、言われちゃいます。

しかし、私は言いたい。

やれることはやっていますから。ガチで!!!

逆に、あなた、毎日毎日、これをやれますか?と言いたい。

言いたいけど、言っても状況は一層悪くなるばかりなので、言いませんが、腹は立ちますわね。
せいぜい、家に帰って一人で涙目になりながら、お菓子を爆食いするぐらいしか出来ません。

ま、でも、

発達特性を持った人が身の回りに居ない人には、そもそも想像できない事だと思います。
どれほどに想像を絶する毎日が繰り広げられているのか、理解を期待する方が無理かと思います。(違う惑星人と思うしかない)

それにしても、甘やかしって何なのでしょう?

「甘やかしてるから〇〇」と言ってくる人に、甘やかしって何ですか?って聞いて、具体的にスラスラと答えられる人っているのだろうか・・・。

逆に、

甘やかさない状態はどんなですか?って聞いたら、多分、我慢させる事だとか、耐えさせる事だとかいうキーワードが出てきそうな気がします。

これって、ひょっとして、

私は、ずっと我慢して、耐えてきたのよ。なのに、あなたはそんなに子どもの言う事を聞いてあげちゃうわけ?(私だって、甘えたかった)

って言ってるような気もしないでもない。

何らかの状況で、親に希望を聞いてもらえなかった事で自分を鍛えてきた人なのかもしれない(例えば私)。

だから、

生きる為には、鋼のように強くなければならない

っていう思いが強いのかもしれない。

でも、本当にそうなのかな?
強くない部分はお互い協力すれば済むんじゃないかな…。

そんな風に思うこの頃です。

なかなか理解されない癇癪。
癇癪は誰のせいでもない。

子どもは癇癪を起越して当たり前。
発達特性の子は癇癪を起して当たり前。
そして、お家の人も頑張ってる。

という理解が進む事を願います。

今回も最後までありがとうございました。
また次回~。



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