地獄過ぎた一歳半検診。行く意味ある??

うちの子ども達が一歳半検診に行ったのは、もう10年も前の事。

二人とも一歳半検診でも三歳児検診でも、問題なし判定。つまり、引っかかりませんでした。

が、結局その後、自閉症スペクトラム症の診断が下っております。

そんな事なら、あの地獄の検診に行く意味あったん?
今回はそれについて書いてみたいと思います。

いや、控えめに言っても、我が息子たちの1歳半検診は、

地獄でした。

何が地獄って、うちの子ども達はあれも嫌、これも嫌、どっか行っちゃう、泣く、で全然検査が進まない。

各検査項目でいちいちグズって進まず、周りのお子さんたちは、どんどん進んでいく。うちはどんどん追い抜かされていく。

しかし、保健士さん達からは容赦なく「お母さん、早くやらないと終わらない」というプッシュが…。私は焦りと申し訳ない気持ちで謝り倒しながら、一方でどうして息子は言う事を聞いてくれないのか。その狭間で胸が張り裂けそうでした。

しかし、これ、今、冷静になって振り返ると、いまだに怒りが湧いてきます。


検診は、たくさんの子どもが来るわけですから、当然、出来ない子どもも居るはずで、出来ない子どもには配慮が必要っていう視点持っててもいいじゃない?


ところが当時、現場では、マイペース(発達特性)な息子たちと母に
理解が全くなくきつい言葉を食らい続けた。
→母、自分が悪いのかと思って、猛烈に苦しくなった。


少なくとも、子どもを検診するための機関であり、問題がないかを確かめる場所であり、専門家が集まる場所でもあるのだから、

そこ、理解欲しかった。

で、結局、わたくしあまりの辛さに、検診中にやらかしました。
それは、内科検診で起きました・・。

10組ぐらいの親子さんが一斉に呼ばれ、部屋の前で
「服&靴下を脱がせて、オムツ一枚で待っていてください。」
という指示が。

しかし、息子は脱ぐのを嫌がり、さらにはどこかへ行ってしまう。

せめて待機場所に留めようと、最終手段のスマホで動画を見せて動かなくする作戦に出ていた私。
そこへ保健師(鬼)さんが来て、

お母さん、動画なんか見せて。何もできてないじゃないの!ちゃんと準備させて

結構キツイ口調で留めを刺されました。

すでに心も体もHPを使い果たしていた私は、ついに堪忍袋の緒が切れ、

ちゃんとやってますよ!!!!

と言い返してしまいました。(アチャーーー)

すると、保健師さんの目が、
あ、こいつヤバい奴。

と豹変。急に態度を変えて、

お願いしますね。

と小声に。ついでにそれを小耳に挟んだと思われる小児科医も

はー。

とため息をついて、検診も始終冷たーい感じで終わりました。

やっちゃったよ・・・。
でも、本当に忍耐の限界でした。
(ちなみに、私が公共の場所で切れたのは、後にも先にもその一回切りです。)

そして、メンタル崩壊しながら受け取った結果は、精神発達の検査と合わせて、

問題ありません。

と判定。

え?明らかに周りから浮いてる(親子共に)のに、問題ないと言われると、

結局、私が母としてダメだってことかぁーーーーいっ????

ま、ま、一歳半はね、百歩譲って、まだ特性なのか反抗期なのか判明しずらい年齢だから、判断が難しいしね。

数年後、三歳児検診にも行きましたが、
そこでも、

問題ありません。

と、結局言われております。

結局、幼稚園に入ってからr、息子二人とも自閉症スペクトラムの診断が下されました。
(ちなみに、今は部分登校&不登校になっている)

一歳半&三歳児検診って

意味あるんかいっ?!!

と、診断が下った時には思わずにはいられませんでした。もっと早く指摘してくれたら、早期療育に行けたかもしれないのに。

あれから十年が経ち、今思うのは、一歳半&三歳児検診、いずれも

アスペルガー症候群は見落とされがち。
特性があっても、グレーゾーンの濃淡によっては、見落とされがち。


このゾーンに入るタイプは、検診に関わらず、学校、公共機関などでも、一見、定型さんが甘えているかのように見られがち。それが、この自閉症スペクトラム症の難しい所。

そういう意味で、
精神・神経発達面の一歳半検診&三歳児検診の結果は、絶対ではない

お家の人が、この子はちょっと違うぞ。ちょっと大変だぞ。と思うのなら、検診の結果がどうであろうと、

その直感が、たいてい正しいです。

出来れば、サクッと病院へGO!がおススメです。
(とは言うものの、これとて勇気がいる事ですので、お家の人の心が定まった時で良いと思います)

と、ここまで検診なんて、

マジで意味ない。

的な内容を書いて来てしまいましたが、最後に、そうは言っても行くに越したことはないというお話も少し。

検診に行くと得られるメリットも、あります。

とりあえず、行ったという安心感。
周りの子たちを観察できる。(自分の子の状態を客観視できる)
身体面の検査はおおよそ信頼できる。(これとて絶対ではないが)
後に、行かなかった事で責められる事を回避できる。

実際に、第一子の検診で嫌な思いをして、二度と行かなかった友だちのお話をご紹介。

何度も何度も再予約の要求電話が来るし、子どもが病気になった時など、事あるごとに、なんで検診に行ってないんだ。と言われ、訳アリ(ネグレクト、虐待系)の親だと思われがち。

になるそうです。

メンタルが鋼でないと、行かない選択は難しそうです。

これから一歳半検診&三歳児検診に向かわれる方、私のような経験をする人の方が少ないとは思いますが(そう願う)、もし同じ様な状況になってしまっても、

何も気にせず、すんません~とか言って適当に流すが吉

間違っても、私のように相手に歯向かったりすると、余計に痛い目にあいますので・・・。

お家の人と子どもちゃんが幸せでいられることが一番大切!!

今回も最後までありがとうございました。
また次回~。

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