
今日も、長男は学校を休んでベットでくつろいでいます。
それが今や日常となっている我が家。
ニュース等々で不登校が35万人とか報道されたりしていても、まさか我が子が不登校になるとは、ほとんどの人は思ってないと思うんですよね。
不登校?
私だったら、休ませないわよ。
とか、
学校?嫌なら休めばいい。
とか、
ニュースを他人事として聞いている間は、そんな風に思ったりするんですが。
いざ我が子が不登校になったら、そういう訳にはいかない。不安と焦りと心配がものすごい勢いで襲ってくる。
この子、これからの人生どうしたらいいの?
これは体験してみないと絶対に分からない境地だと私は思っています。
そして、体験したからこそ行きつく境地もある。
今回は、私が行きついた境地を息子が不登校に至るプロセスと共にお届けします。
努力と忍耐をモットーに生きてきた昭和人間の私が、息子の不登校を経て、そんな事より大事な事あるんじゃね?と思うように!!(あーびっくり)
努力?忍耐?
ほんとにそれ必要なのかしら?
長男は、2年生までは、目がいつもキラキラ。
友だちからは人気者。
色々な面で先生からも褒められる。
まさに自慢の息子!みたいな感じでした。
ところがどっこい!!(さすが我が子!!)
小4から勉強嫌いが始まり、小5から行き渋りの頻度が上がり、そして、ついに小6の2学期から完全に足が止まりました。
中1は、ほぼ不登校。
あんなに学校を楽しんでいた子がどうしてこうなる????
っていう感じで、全然、受け入れられませんでした。
長男は日に日に体調が悪くなり、常に腹痛と吐き気に襲われるように。
そして、一日のほとんどをベッドの上でゴロゴロと過ごし、次第に外に出られなくなってしまいました。
…この症状知ってる。私も経験済み。
「うつ」と「不安障害」なのでは?
これは家で寝ていても治らないと思い、発達外来を予約しました。(幼児期に自閉症スペクトラム診断が出ていた為)
約8年ぶりの医師の診察。
いくつかの問診の後、先生が息子に向けて言った言葉に感動の嵐。
涙が出そうになりました。ご紹介します。
【医師の言葉】

ずっとずっと頑張って学校に行っていたんだよね。
よく頑張ったと思うよ。
疲れちゃったんだよね。
だから、体に不調が出て行けないんだよね。
学校に行かないと心配だよね。
でもね、無理しなくていいよ。
行けるなら行けばいいし、難しかったら、行かなくてもいい。
中学校に行かなくても、ちゃんと大人になれるよ。
今はいっぱい選択肢があるから。
勉強は、やるかどうかは自分で決めたらいい。
進学するなら、受験スタイルから含めて(記述式か、マークシートかなど)、自分に合った学校を選んで、自分に合う方法で進んでいけばいい。
頑張りたいときも、休み休み頑張ったらいいんだよ。
今はとりあえず、休もう。
家で好きな事をして、エネルギーが戻ってくるのを待とうね。
一方、私に向けても
中学校に復帰するにしても、配慮のお願いを相談するのは、もちろん良い事だけど、学校側も、かなり色々検討や導入をしてくれて、合理的配慮を進めてくれている方向だけども、それでもまだまだ各個人に寄り添うところまでは進んでいないのが実情で、無理に合わせなくていいと思いますよ。
お家ではゲームでも、なんでも、まずは好きな事をやらせてあげてください。そうすると、段々とエネルギーが溜まって来て、動けるようになってくるので。
との事。
なるほど。なるほど。エネルギーか。
それにしても、この時、実は私は先生に言われてハッとした事がありました。
次回に続きます。
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