【特集】加配付き児、怒涛の就学準備。やって良かった事&一年の流れをまとめてみた。


桜の花も満開!
いよいよ年長さんになり、幼稚園も残り一年。親子で思いっきり楽しもうね~。

なんて、のんびりした事も言っていられない就学準備。

次男は幼稚園入園時から場面緘黙症を発症し、加配の先生をつけて頂きながらなんとか登園。

年長になるとほぼ同時に、すぐに小学校に向けての様々な準備が始まります。

やっと幼稚園に慣れて、毎日笑顔で園に行ける様になったのに…。


それはまるで突然の突風&強風が吹いて、「あ~れぇ~」と小学校に向かって飛ばされていくが如く始まります。

よく言えば、半自動的に準備が始まり、悪く言えば、よくわからないまま、押し出されていく感じ。

さて小学校就学、我が家にとっての最大の焦点は、

普通級か 支援級か

知的はないと言うものの、境界に近めな知能。
そして、ワーキングメモリーは平均の下と、あらゆる意味で、

”微妙なゾーン”の子どもです。

そんな次男の就学準備、こんな感じで一年が過ぎました。
時系列でご紹介してみたいと思います。

■加配を受けているキッズチームの親だけ別室に召集。
 →小学校入学に向けてのスケジュールなんかを教えてもらう。

■療育の先生と面談。
 →小学校に向けて、どのような点をフォローしたらよいかなどをすり合わせ。

GW明けて間もなく、
■市の教育支援委員会発行の調査票を園に提出。(幼稚は園から配布)
 →生まれてから年中児までの子どもの履歴書&成長の様子を報告するような書面。
  親&園の先生のどちも其々記入。
 →園の先生と普通級か支援級かの希望のすり合わせ。

調査票:親・先生それぞれが記入した書面を照らし合わせると、親目線&先生目線がどの程度一致・不一致しているのかが一目瞭然。子の内と外との違いなどを把握するのにもとても役に立つ書類。

■市の発達相談センター主催の就学に向けたセミナーがあり、参加。
 →就学準備に向けて、学校見学・面談方法、何を相談するか、伝えておいた方が良い事などを勉強。
■就学前の発達検査(WISC)の予約。

■発達検査(WISC)

■市の発達相談センターで就学相談。
 →ここで話した「困りごと」「心配ごと」は、進学する小学校へ情報を共有してもらえた。
■発達検査の結果を受けて、再度、普通級・支援級の検討。
■放課後デイを探し、見学などの問い合わせを始める。

■療育で入学までのラスト6か月、就学に向けてどのような所を伸ばしたいかなど面談
 ここでも、普通級か支援級かの相談。

■学校見学・就学相談 進学する小学校を訪問。(事前に電話予約)
 →校長先生&教務主任の先生と面談。
  WISCの結果を持参。
  学校見学と、心配な事や配慮して欲しい事、普通級・支援級の希望などを具体的に相談。

■就学前検診
 →普通級進学を決意。学校に連絡。

■放課後デイの施設を決定。(うちは、デイは本人の負担が大きい為、利用しない事にした)

■就学相談。再度、小学校で面談(不安な事があったので、再度問い合わせて面談)

■小学校見学。
 入学式前日に、入学式の会場の見学&教室へ行き、自分のクラス・座席を確認。


そして、
ようやく入学!!! 祝!!

一年を振り返ると、一学期が一番忙しい。
よくわからない上に、書類もたくさん書くし、あちこちに足を運ぶ機会多め。

しかも、園の行事、療育、通院、習い事と日常のあれこれの上に就学準備の予定が重なって入ってくるので、マジで忙しい。

この就学準備、定型さん達には全く関係ない世界の為、周りのママたちとの感覚とか疲労度とかが全然違う毎日に突入。
園の役員やボランティアをやっていたりすると、話が噛み合わない、忙しさが噛み合わなくて、何となく切なさを感じたりもする時期でした。


そんなわけで年長の4月から一年間、緊張しっぱなし。
入学式の時には、やれる事は全部やった。すでに心労で疲労ピーク。


ふーっと一息つきたいところ。
が…、ここで終わりじゃないの…(鬼)。

入学翌日からの付き添い登下校が始まり…。

気が付けば、付き添いしているのは我が家だけという日が到来し…。

その後…

車での送迎が始まり…。

そして、普通級にはいかなくなり、適応指導教室でほとんどの時間を過ごすように。
しかも、終日学校に居る訳でもない。
がーーーーーん。

この1年、なんのための準備だったんだい???

と、ツッコミを入れたくなるオチ。


ですけども、ご安心ください。
1年かけて準備した事による成果は多大なものがありました。

それがこちら↓

校長先生&教務の先生&担任の先生方に、入学前から「名前」と「顔」を覚えられている

親もある程度、学校の事を知っている

困った時に、どの先生に相談すれば良いかすぐわかる

子どもが何かやらかしても、すぐにフォローしてもらえる

よって、
入学前&後共に、不安や心配な事が激減している状態からスタートできる。


これが、最大のメリットです。まさにゲタはいた状態。


次男の場合、自力で学校に行かなくなるであろう想定はついていたので、入学前から車での送迎を許可されていたりとか、そういう小さいけどたくさんある心配を事前に消して置けるのが本当に良かった。

さらにさらに、
学校へ行かなくなってきても、先生方に存在を周知されているので、すぐに対応をしてもらえたような気がします。

いや、年長の一年間、本当に頑張って良かったわ~。


という訳で、入学前に我ながら頑張てやって良かった事はこちら。

不安な事、心配な事は、何度でも相

幼稚園の先生、小学校の先生、療育や病院、支援センターなど、利用し得るありとあらゆる所に相談しまくり。

「こんなに何回も相談して、うっとうしく思われないかしら。」

とか思っていましたが、逆に、話してもらって良かったわ~という反応のが多かった。

どうやら先生方は、どんどん情報を出してもらった方がありがたいみたいです。
情報は多い方が支援の選択肢も増えてやりやすくなるそうです。持てる情報はどんどん出しちゃって、ひたすら支援をお願いしてよさそうです。



私は初対面の人と話す事や、人と電話で話す事は得意でないので、最初の方は、基本的には書面で提出する形でなんとかやっていました。

毎日の付き添い登校で3年も経つと、私も先生方にも小学校にも慣れて、かなり快適に小学校に出入りさせてもらっています。(人生で2度目の小学校気分)

でも、正直な事を言うと、
支援級の情緒級に入っても良かったのかも。
と今は思っています。

しかし、もはや過去には戻れず、また、本人も支援級(というより知らない場所)に行くのは嫌だと言っている為、このまま卒業まで騙しだまし?やっていくのだと思います。

ま、しょうがないよね。
私も本人も頑張ったし、頑張り続けている。
それでいい。

出来ない事は出来ないし、一生懸命やってもうまくいかなかったら、そこからまた最善を目指すしかないよね。

という訳で、小学校入学準備の一年間を振り返ってみました。
お子様たちの小学校ライフが少しでも幸せになりますように~。

それでは、また次回~。

次男、何か得意な分野を見つけらたらな~。↓こういうのを利用するのもありかも?(広告)

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