記事内に広告が含まれています。

【発達障害と薬】どうして飲むのか、いつまで飲むのかお医者さんに聞いてみた


発達障害の長男・次男共に薬を処方されて、もう数か月は服用しています。

長男も次男も、劇的に何かが改善した!!

という感じではないですが、ジワジワと効いているような気がします。


今では、とりあえず処方してもらって良かったと思っていますが、初めて医師に

「薬飲んでみましょうか?」

と言われた時には、

「はい、おねがいしま~す♪」
と軽くは答えられませんでした。

私も人生の約半分はメンタル系薬を飲みながら生活してるので、薬には寛容だと思っていたのですが…。

「一度考えます…」

と保留にさせてもらいました。
後日、改めて先生にあれこれ質問してから、飲むことを決めました。

そんなプロセスも踏まえながら、今回はお薬について書いてみようと思います。


我が家の子ども達に処方されているお薬は、

次男 エブリファイ(抗精神病薬)
長男 エブリファイ&メラトベル(睡眠導入剤)

です。


私も、抗うつ剤などを随分前から飲んでいて、その効果には肯定的だったというのに。
いざ、医師から子ども達に薬を勧められると、

ちょっ、ちょっと待ってくださいまし。

まだ子どもなのに、もう精神科系のお薬を飲むことになるなんて…。
飲んだら、性格が変わっちゃうんじゃないかしら。

まだまだ心も体も成長段階なのに、薬を飲んで大丈夫なのかしら…。


という、


不安と心配


そこで、
薬(エブリファイ)について、長男&次男、それぞれの先生から聞いてみました。


その説明をまとめてみますと、こんな感じとなりました。↓

薬を飲んだら、癇癪や不安が治るんですか?
学校に行けるようになるんでしょうか?

持っている特性が薬によって治る訳ではないです。
どちらかというと、特性によって出る気持ちの苦しさを和らげるイメージです。


あー、ですよね…。
特性は治らないですよね。(残念)


薬を飲んだら、脳の成長を阻害しませんか?

結果的には、脳の成長を促す事につながると思いますよ。


なるべく不安やイライラなどの不快な気持ちを和らげてあげて、毎日穏やかに過ごせさせてあげましょう。
ストレスも減り、活動する気力も出て色々な経験ができるかもしれない。

それが成長に繋がる。

という事でした。


そもそも薬には、どんな効果があるんでしょうか?

感情の起伏のふり幅を穏やかにする作用があって、気持ちを少し楽にしてあげる効果を狙っています。


激しい癇癪が起きている時は、感情のふり幅でいうと大波が到来している状態。
何らかの刺激に対して、強く反応してしまって癇癪になってしまう。




定型の人と発達障害のある人では、刺激に対しての反応の大きさが全く違う。
感情の波形イメージとしてはこんな感じ↓

定型の人にとっては何でもない指令や刺激でも、発達障害のある人にとっては極端な程の反応が出てしまう。

一般の人では、なかなか到達しない「すごく嬉しい、すごく悲しい」ラインをすぐに超えてしまう。


刺激の強い言葉をかけると、過剰に反応して、癇癪やパニックが酷くなってしまうので、

まずは、感情の起伏の波をなるべく大きくならない、穏やかな生活させてあげる事が大切。
薬で少し気持ちが和らいだ所に、まろやかな言葉がけをすることで、日々の生活行動につなげていく。

そういう日々を重ねて、心の成長を待つ感じでしょうか。
と医師から教えてもらいました。


でも、成長するにも時間がかかりそうなのですが…。
そうなるといつまで飲み続けたらいいのでしょうか?
やめられなくなりそうで怖いです。

自分にとって快適な環境、自分にフィットする生活の仕方を獲得していく事で、薬が不要になってくるというのが理想の姿です。


なるほど。
ある意味、義務教育中は選択肢がかなり少ないので、その期間をサバイブする為に飲むという風に考えても良さそう?

先生によると、

子ども本人が成長し、客観的に自分を見つめる事が出来るようになった時に、苦手・不得意などは回避するまたは、付き合える方法を探していく。

本人が自分の特性を理解し、苦手・不得意・平気な事・大丈夫な事を理性で理解し、平気な事、大丈夫な事の中で自活していく手段を探していく。

というのが理想的なスタイルだそうです。



この話を聞いて、薬の事以前に、

そういう視点で子どもをフォローしていけばいいのか!

と私はかなり感銘を受けてしまいました。


実の所、私の話で恐縮ですが…。

私が抗うつ薬を手放せずにここまで来てしまったのは、

みんなと同じように生活する事を目指してしまった。
出来ない自分を受け入れられていなかった。
自分の不得意は、努力で何とかなると思い込んでいた。

つまり、

いつも無理してきた

合わない環境や、合わないやり方で生活を維持しようとする事で、いつも疲れ切っていた。
今回、子どもが薬を処方されることで

実に、

実に、

実に、

自分の事も良くわかりました。



さて、
薬を処方された息子たち。
その後、薬を飲みながら色々変化が。

夜も眠れるようになって、本当に楽になった。
ご飯も食べられるようになってきた。
外に出る気力も沸いてきたよ~。

学校にも、ちょこちょこっと顔を出すようになりました。
友だちと、お出かけする事もできるようになりました。
何より、表情が明るくなった!

僕なりに頑張ってるよ!

本人は、良くなった自覚はないようですが、毎日、1~2時間は安定して学校に行けるようになりました。
何より、笑顔が増えました!


薬を飲まずに生活できたら、それに越したことはもちろんないのでしょうが…。
私たち発達障害を持っている者にとっては、状況によっては、

薬の力を借りないとしんどい時がどうしてもある

のだと思います。


医師に出してもらった処方箋を握りしめて薬局に行ったら、(私が不安そうな顔をしていたからか)薬剤師さんが、

「このお薬、ほんとうにバランスの良いお薬なの。うちの息子も飲んでてね。もう20歳になったけど、自分で体調のバランスとりながら生活してるのよ。」

って教えてくれました。

今もその言葉に随分励まされています。

では、また次回~。

コメント