
ー発達障害・不登校の子を持つ母が、カウンセリングで気づいた「生き延びるための戦略」ー
息子二人、発達障害あり・不登校の母のトアシュフです。
突然ですが、みなさんは「心のシェルター」を持っていますか?
または、「心のシェルター」を意識して持っていますか?
実は、不登校や不登校の親御さんにとって、シェルターはとても大切な存在です。
そこで今回は、こんなテーマのお話を書いてみようと思います。
「人間の脳は、しょせんトカゲと変わらない」 「逃げること」は本能的に正しい行動です。
中東の映像を見て気づいた「シェルター」の存在

昨今、中東情勢は非常に不安定で、あちこちで爆弾が日常的に飛び交っています。
SNSで流れてくる現地の様子を見ていたら、イスラエルの方々はサイレンが鳴ったら——
とりあえずシェルターに逃げる。
それを見て、わたし、目から鱗でした。
え?みんな家にシェルターあるの?学校にもシェルター?
まずは我が身を守り、家族を守る。これが日常だなんて、現地の方々は本当に大変な思いをされていると思います。
日本は平和で良かった…ほっ。
…でも、本当にそうなのか?
実は日本でも「心への爆撃」は毎日降り注いでいる

平和な日本に住んでいても、心に向かってくる爆撃は日常的にあります。
- 生活の苦しさ
- 生まれ育った環境
- 不運によるあれこれ
- 大切な人のこと
- 生まれ持った特性によるあれこれ
自分では意図していないのに、毎日小さな爆弾(=苦しみ)が無数に降り注ぐことだってある。そしてそれが積み重なると、心が持たず、命が危険にさらされることもあります。
中東の空爆とスケールもレベルも違いますが、「一見平和な社会」だからこそ、この地味な爆撃には社会からシェルターが用意されないことが多かったりします。
じゃあ、どうする?
自分でシェルターを作るしかない。
私はシェルターなしで生きてきてしまった

「もうムリ」と思ったとき、一回逃げられる場所——それが必要なのに、私はそれを知らないまま生きて来ちまいましたっ。

シェルターっていう発想がなかったよね…。
逃げないでどうしてたの?
⇒ 逃げないで、戦い続けていました。だって「逃げちゃいけない」と思っていたから。
これ、多分、私だけじゃないはず。
ほとんどの日本人(特に昭和世代)は、
「逃げたらダメだ。向き合え!戦え!」と言われて育ってきたはずです。
それを真に受けた私はといえば、空爆が始まったとたん——
玄関の木製バットを持ち出して、落ちてくる爆弾を打ち返す生き方をしてしまったわけです。

具体的に言うと、問題が起きたら、何とかしようとする行動です。
・子どもが不登校→学校へ行かせようとあれこれ工夫する
・子どもが不登校→せめて勉強だけはと、家で勉強を教える
みたいな行動です。
結果は、望んだ未来は全く来ないのに、体も心も傷だらけ。そして年々ひどくなり、回復しなくなっていく。
私は対人恐怖症・視線恐怖症・パニック障害・嘔吐恐怖症・うつ…そうそうたるメンタル崩壊を繰り返し、ついにはがんも経験しました。
今、生きてるだけで奇跡ですよね。空爆に木製バットですから(笑)
脳科学が証明する「逃げることは正しい」——トカゲ脳の話

わたくし、月1回のメンクリ&カウンセリングを受け続けてわかってきたことがあります。
それが冒頭のテーマ(ようやく主題に到達…)
「人間の脳は、しょせんトカゲと変わらない」
人間の祖先であるトカゲたちは、戦うか逃げるかの二択で生き延びてきた大先輩方です。
人間の脳には、ちゃんとトカゲ先輩方の遺産を受け継いでおります。

人間の脳は「三層構造」になっていて、ざっくりこの3つに分かれているそうです。
① トカゲの脳(脳幹)
呼吸、心拍、危険から逃げるなど、生命を守るための生存本能的な働きをしています。
② サルの脳(大脳辺縁系)
怒り・恐怖・喜びなど、感情を生み出す部分です。好き嫌いや安心・不安もここで感じます。
③ 人間の脳(大脳新皮質)
考える、計画する、勉強するなど、いわゆる「理性」を担当しています。
①から進化して②③の部分を持てるようになった人間ですが、残念ながら、
実際の行動の多くは①と②の本能や感情に強く影響されています。
どんなに高度な思考ができても、その土台には今も「トカゲの脳」が生存本能として存在しています。
トカゲ脳の構造は2つだけ。
- 無意識に臓器を動かす(生きる)
- 生きるために戦うか・逃げるか
トカゲ脳が生命維持の基本です。
なのに「逃げちゃいけない」と教えられる。むちゃくちゃです。
不登校は「逃げ」じゃない。生存戦略だ!

我が家の息子たちは不登校です。
「学校から逃げている」という見方もあるかもしれません。
でもこういう考え方もある。
とりあえず逃げて何がいけない?
まず安全な場所に避難して、それから生存戦略を立てる——それが王道ではなかろうか。
脳科学的に見ても、危険を感じたときに逃げるのは、完全に正しい本能的行動です。

不登校の難しいところは、いつまで一時避難続くのかわからないところなのよね…。
生存戦略は、いつから立て始めるのかしら…あははは…。
一方で、不登校児のお家の人も、学校・子ども・自分の感情と戦わなくていいんです。
辛い時は、とりあえず逃げる。
逃げて、気持ちが落ち着いたら、今後どうするか考える。
これの繰り返しが脳科学的にはベストなようです。
さあ、自分だけの「心のシェルター」を作ろう
というわけで、私も自分避難用の「シェルター」を作ることにしました。
もともとは「家」が私のシェルターだったのですが、今は息子たちに占拠されているので…、新たな場所が必要です。
カウンセラーの先生いわく、
「ほんとに小さなスペースでいい。自分の好きなものだけを置いておく、それだけでいい」
そういう意味では、推し活って最高のシェルターですよね!推しの写真があるだけで、もうそこは私の世界♪
残念ながら私はまだ推しが見つかっていないので、今のところは韓・中ドラマ。
あと、最近はまっているシール貼りです。
シール貼りが意外にもすごく良かった!
無になれるんですよ♪
カウンセラーの先生によると、塗り絵も効果的とのことですよ。
まとめ|「逃げること」は弱さじゃなく、脳が命じる生存本能
- 人間の脳の土台は「トカゲ脳」=戦うか逃げるか、が基本
- 「逃げちゃいけない」は、脳科学的には間違ったメッセージ
- 心への爆撃が続くなら、自分だけのシェルターを作ることが大切
- シェルターは小さくていい。推し活・ドラマ・塗り絵・シール貼り…なんでもOK
まずは逃げる。それから考える。それが、賢い生き方なんだと思います。
【おまけ】最後に私のおススメシールブックを載せておきますね。
これ、もとは子どもに買ったんですが、全然やってくれず…。
もったいないから、自分でやり始めたらハマってしまいました。
無心になれて、いいですよ~♪
発達障害・不登校・メンタルヘルスについて、同じように悩むお母さんたちに向けて発信しています。共感してくださった方は、ぜひコメントやシェアをしていただけると嬉しいです☆
以上、トアシュフでした。また次回!