現在、私は中学生(ADHD)・小学生(ASD)の子どもを子育て中です。まだ私が発達障害という言葉も知らない頃、病院で診断を受けるなんてのは、バンジージャンプで飛んでみたら、そのまま、谷底へ落っこちるぐらいの怖さでした。
しかし、その後結局、診断を受けました。受けたら、こんなギフトが頂けました。
☆医師・心理士・教員などの専門家とともに育児できる(しかも、保険適用!)
☆同じような経験を持つ先輩ママたちと繋がれる
すなわち、孤独とはオサラバです。
今回は、そんな話を書いてみたいと思います。
育児一般が色々と大変な事なのは知っていますが、発達障害云々の育児というのは、正直なところ、定型さんの育児よりも、数倍大変なのではないかと、私は思っております。(そう思う事で、自分を労うスタイル)
大変な中でも、いつが一番大変だったかというと、
0歳~3歳 つまり、診断がつく前。
息子が0歳から子育てサークルに顔を出していたのですが、ママ友たちの話を聞いていると、私の育児がどうにもマズイと思えてきて落ち込んだり、とにかく我が子の生活全体がママ友達の育児の話とは合致しない所が多々あり、「あれれ?」という事が多発していました。
一方で、1歳・3歳児検診では、待つこともできなければ、じっとしてもいない。順番通りに何一つ検査ができなかったのにも関わらず、何も指摘されずに終了。
検診でも引っかからないという事は、
もう、全部、私の責任だ!!!!
と思うしかなく、私が悪いんだ、私が悪いんだ、えーーん!!!
しかし、そんな自分責めの日々も幼稚園に入ると同時に収束。
お母さん、ちょっと発達外来行こうか。
→ショック!!!!!
しかし、幼稚園の先生のその言葉で世界は一変しました。
もちろん、そんな事を言われたらショックで立ち直れないぐらい辛く、涙しました。自分の中では、一番一生懸命に頑張っていた育児に対して、最悪最低に落ち込みました。(一生懸命やれば、何とかなると思い込んでいた)
息子の行動にあれれ?と思いつつも、先生には「うちの子、受診しなくても大丈夫だと思うんです。」とか言っちゃったりもしました。
ですが、先生の言う通りにしたら、あら、びっくり。
療育の先生方、病院の先生方、幼稚園の先生方が、一人だった私の育児に参入してくれる事になりました。これは、まさに、
息子の為の育児チームでは!!!
息子に前向きな言葉がけをしてくれたり、褒めてくれたり、ありのままの息子を受容してくれたり、私にも「頑張っているね。偉かったね。」と言葉をくれたり(毎回、号泣していた)。
それからは、私には相談する人が常にいる状態になり、また一緒に泣いてくれたりする人たちに出会っていきました。
同じように発達の課題を持つ子どもを持つお母さんたちとも繋げてくれて、そこでもたくさんの励ましをもらったり、勉強させてもらったり、涙したり。
診断がついてから、急にネットワークができ、その繋がりは温かく、信頼の厚い人達に囲まれるようになったのです。
もともとASD体質の私は、いじめを受けた経験も多々あり、基本的に人を心の底から信じる事もできず、助けを求める事もできない冷た~い世界に生きていたのですが、
まさかの、
子の診断で、人生最悪に落ち込んだら、温かい世界に引っ越す事になりました~!!!
それからというもの、息子たちが進学しても、話を聞いてくれて、助言をくれて、助けてくれたりする方々に囲まれおり、人って最高ね!!と思いながら育児をしています。
我が子に診断が出ていなかったら、今でも私は一人で育児をし、一人で生き、冷た~い世界に生きていたかもしれません。
今では、これは、これで良かったよ~。と本気で思っています。
おかげ様で、息子たちは、息子たちなりに成長しています。
私も、私なりに成長しております。(と思う)
今回は、診断を受けたら受けたで大丈夫。そこから違う何かがスタートするというお話でした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
ーおまけー
気が付いている方もいらっしゃると思いますが、私の育児は「一人」での孤軍奮闘の戦いでした。文面には、夫が不在です。発達障害育児あるあるとは思いますが、夫が、これまた大変な人だったりして、一人なのは育児だけじゃないから、さらに色々大変なんですよね・・・。
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