
我が家の息子2人とも、学校(のシステム)が合わない人たちです。
二人とも普通級に籍はあるものの、ほとんど行っていない。
現在、
中2長男は、3年前から強い行き渋り→2年前から完全不登校
小4次男は、3年前から部分登校→適応指導教室&部分登校
となっています。
これだけ見ると、どちらも似たような感じですが、実はこの二人には大きな違いが。
それは、
メンタルのコンディション
どのように違うかというと、
長男は、自家中毒に過敏性腸症候群、不安障害に不眠と、大変な時期もありましたが、現在は体調はほぼ回復。
学校は適応指導教室に時々休みを挟みながら、ほぼ毎日1~2時間、自分の意思で適室へ登校。
行くときは、行き渋りゼロ。
次男は、学校に行く時間になると相変わらず、毎回、強い行き渋り。そして、吐き気。
母がいなくては教室に入れない。
3年前より出席時間はどんどん減り、今では給食だけ行くので限界。
つまり、
長男は明らかに回復傾向。
次男は、3年前とさして変わらない。なんなら悪化してるかも。
同じように時が経過し、同じ家に住んでいて、どうしてこんなに違ってしまったのか?
実は、二人は全く違う生活パターンを送っていました。
それぞれの3年間の過ごし方によって、差が出てしまった説浮上しています。
具体的に各々どのように過ごしていたか。
それがこちら↓
長男は、心を休ませることに徹底的に専念。
学校とは完全に距離を置いて不登校になった。(体調が悪すぎて行けなかった)
日中は、ひたすら寝る、ゲームしまくる、Youtube見まくる。好き放題。
次男は、学校時間帯のゲームは禁止し、勉強や工作などの時間に。
学校は休ませず、行ける時間に1時間でも15分でも行くことを徹底。
要約しますと、
長男は完全に学校を休み、家でも好き放題に過ごしていた。
次男は学校に通い続け、家でもかなり制限をかけて過ごしていた。
なぜこんな違う生活スタイルになっていたのかには、理由があります。
長男は4年間は学校に通っていたので、学校生活全般は経験済み。
その上で結果的に学校のスタイルが合わないのが分かった感じ。
体調不良が酷かった事もあり、もう、休もうという流れに。
一方、
次男は小学校入学から行き渋り。
学校が本当に合うのか合わないのか不明。
小学校での友達付き合いも未経験。
そんな状態だったので一通り経験するまでは、とにかく学校に行こうという私なりの方針がありました。
3年間を振り返ってみて、結果的にどちらが良かったのか?
この二人を見る限りですが、おそらく
辛いなら、スパっと休んだ方があらゆる面で回復が早い
長男は、学校に行けなくなってからの3か月間ぐらいは、ほとんど寝たきり状態。
しかし、1年ほど好き放題に生活していたら、活動意欲が先に回復し、その後、学校に復帰したい気持ちが湧いてきた感じ。
一方、
次男は寝込む程の体調不良は起きていないけど、ずっと低空飛行のような状態。
良くないコンディションをずっと引きずっているような感じ。
今でこそ、次男も家では長男と同じく学校時間に関係なくゲームもYoutubeも好き放題になっていますが、もうすでに時遅し。
そんな事では解消されないぐらい本人の学校への嫌悪感は相当なものになってしまいました。
具体的に何が嫌。
という感じではなく、「学校」という場所全部が嫌。
というレベルになってしまった。
嫌がっている状態で学校へ行かせようとすると、傷はますます悪化していく。
学校からは、長男・次男どちらもに「おいでよっ」ていう声かけを何度も頂き、私はそれを受けて、子どもを強引に学校へ連れて行ったこともありますが、それがあまり功を奏する事はありませんでした。
なんなら、
本人の中で「学校はやっぱり辛い」という記憶が増幅。
連れて行った母への苛立ちも大きく、母子の信頼関係に亀裂が入りそうになったり。←これが一番怖い。
そんな経験から、どうやら、
復帰するタイミングを決められるのは、本人だけだなんだろうな~。(多分)
と思うようになりました。
そんな経緯から今は、「学校に行く?行かない?行くならいつ行く?」などは、完全に息子達が決めて、私はただのアッシーさん化(これがまたキツイんだが)。
次男も早く休ませてやればよかった。悔やまれる。もっと早く回復できていたかもしれないなぁ…。
そうはいっても、もちろん息子二人は、性格も好みも全く違うので、同じやり方が通用する訳ではないと思いますが…。
やっぱ、人間、嫌なものは嫌よね。
嫌をやり続けると、病む。
病むと回復にますます時間がかかる。
悪循環。
子どもが学校に行きたがらなくなった時、きっと、一番身近にいる大人も病む。
だって、
かわいい我が子が苦しむ姿を見るの嫌だもの。
嫌を続けると、やっぱ病むのよね…。
え~い!親も子も、学校休んじゃえ~!
(そんな簡単に言うなー!って話なんだけどね…)
不登校、学校に行かないだけが問題じゃないし。
悩みは尽きませんが、どうかみなさま、ご自愛くださいませ。
では、また次回~。
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著者のインスタはコチラ↓ 不登校コンサルタント らんさん
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