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ぜったいに学校を休ませない母、思わず休ませる母の違いは確かにある


うちの息子2人は不登校と適応指導教室への五月雨登校となっていて、毎日基本的には家にいます。

一方、友人のAちゃんは、子を学校に絶対に学校へ行かせる、休ませない。
そんな彼女と話していて、私と彼女には徹底的な違いがある事が判明。

それは多分、

歩んできた人生。
そして、そこから得た教訓。

それが全く違う。

私には、彼女のような覚悟が足りないのかな?

先日、友人のAちゃんと話をしていてそんな風に思ってしまいました。


私と彼女の出会いは、子ども繋がり。
場面緘黙で幼稚園でもずっと一人で過ごしていた次男に、声をかけてくれたのが彼女の息子a君です。

a君は我が家にとっては救世主。
次男の心を開き、幼稚園に毎日楽しく通えるきっかけを作ってくれた恩人です。

そんなa君も、小学校に入ってから次男と同じように毎朝行き渋っているそうです。毎朝、泣いて泣いて、学校に行くのを嫌がってると聞いています。

それでも、Aちゃんは学校を休ませる事は絶対にさせないと心に決めていて、学校に行かせる為に、朝、玄関からa君を外にだして鍵を閉めてしまうという徹底ぶり。


休んでいいという隙は与えない作戦との事。


そうして、ともに入学してもう4年。
a君は今でも毎朝泣いていますが、それでも毎日学校へ終日通っています。しかも、彼女は送迎もしないので、毎朝、通学班で登下校しています。

もちろん宿題も、子が怒ろうが叫ぼうが、絶対にやらせる。その成果か今では、次男との学力は雲泥の差(上)です。


一方、うちの次男。
入学2日目で、学校に行きたくないと言い出し、その日から私は無理に行かせる事ができず五月雨登校が始まりました。

ずっとそんな調子のまま、今は教室にはほとんど行かず、適応教室所属に。
出席時間は、1日1~2時間。
勉強は、小1からほとんどやっていません。カタカナも書けないレベル。

2人の歩んでいるベクトルは真逆すぎ!
4年間、同じ日数を生きてきて、このとんでもない差。もう埋めようのない途方もない差。

まずいよね…。と思いながらも、

じゃ、うちの次男も朝、鍵閉めちゃおうかな?

ってやれるのかといえば、やっぱり私はやれないのよ。



もちろん、発達特性があるないってのもa君とは大きな違いだとは思うけれど、それを抜いて考えても、やっぱり私には出来ないんだよな~。

休みたいけど休ませてもらえなかった子。
休みたいから休んでいいことになった子。

親が気持ちを受け止めてくれなかった子。
親が気持ちを受け止めてくれた子。


この違いが、「どちらが理不尽な怒りを抱えずに大人になれるだろうか。」という基準で私は考えてしまう。



というのも私は、実は前者の「休ませてもらえなかった子」出身。
そして、ずっとよく分からない理不尽な怒りに支配されている。

休ませてもらえなかった怒りなのか、学校に対する怒りなのか原因は不明ですが、義務教育全般に今でも怒りを覚えているし、基本的に何かにいつも怒っている習性があります。

子どもの時に生まれた怒りは、大人になっても、なかなか消えないのよ。

消えないだけでなく、癒えないのよ。ずっとくすぶってて本当にやっかい。
怒りは、心のエネルギーを無駄に食ってしまうので、これまたやっかい。


子ども時代に怒りを生まないようにしたお。というのが私の考え。


私自身の経験上、学校が辛すぎながらも通いとおし、その辛さを抱えたまま社会人生活で、ずーっと辛いまま。特性のある次男にとっても社会が辛い場所になるのなら、子どもの内は楽しく過ごせばいい。という思いから、学校に無理に行かせない選択に繋がっています。(他にもいっぱい理由はあるけど)

一方、Aちゃんは違う。



Aちゃん自身は、学校には行ったり行かなかったりしていた人。
彼女は学校よりも社会に出てからが、すごく生き辛くて、苦しかったらしいのです。

学校でしっかり学んでおけば、社会に出てからもう少し楽かもしれないという思いがあるのかもしれない。だから、学校は大切だという思いが、私より強い。

ゆるぎない思いがある。


だから、基本的に子どもに学校を休むという選択肢を与えない。


Aちゃんと私。
どちらも、自身が生きて来た中で、辛かった思いを子どもにさせたくないっていう思いから、それぞれの選択をしている。

そして、それが、子どもを学校に行かせるか否かの指標にも直結している。

結局、親それぞれ自分が納得できる選択をするしかないし、しちゃうもんよね。

それはもう、そういうものだと思うわ。

どちらかが正しいとか、そういうの本当にないと思う。
親は真剣に子どもの事を考えて、最善の選択をしているのだと思う。

その結果がどうであれ、親の子を思う気持ちだけは本物だなって、友人の話を聞いて思いました。

a君もうちの次男も、共にずっと友だちのままで、共に幸せな大人になって欲しいと心から思います。

ではまた次回!

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