
ゲームを好き放題させていた我が家ですが、何とかゲーム時間を減らす事ができました。不登校、部分登校の息子達、結果的にゲーム好き放題やっていた時期があったからこそ、減らす事が出来たような気がします。
ゲーム時間削減のきっかけは、
うちの子どもたち、ゲーム依存更生施設を勧められてしまいました。
そりゃ、ゲームやり続けたら良くなさそうというのは分かってますとも。でもね、ずっと家にいる子どもとつきっきりで別の事をするってのも無理ゲーなのよ。
ゲームでもしとくしかないじゃん。
という状態だったので、ゲームの何がマズイのかを直視するパワーはありませんでした。
依存になるとはどういう状態?どうなるの?調べてみました。
資料(ネットで検索)を読んでみたら、こわーい事がたくさん書いてありました。
生活すべてがゲームが中心になり、勉強どうこうなんて序の口。
・ゲームをしていないとイライラする、暴れる(禁断症状)
・課金が止まらない
・ゲームしか幸福感を感じられない
・部屋から一歩も出てこない などなど…
発達障害があると、さらにゲーム依存になりやすいらしい。
ちょっと怖くなってきたよ…。
このままゲームを好き放題させていると、
お先真っ暗…っぽい。

私の手には負えなくなりそうな事だけはよくわかりました。
さっそく、発達外来の医師、カウンセラーさんなどに相談しながら、ゲームとの付き合い方を見直す事にしました。
まず、絶対にやってはいけない事を教えてもらいました。
いきなり取り上げる事だけは、しないでください。
取り上げてしまうと、とてつもなく暴れたりして事態がさらにややこしくなるから、絶対にやめてくださいと言われました。
それを踏まえてまず、最初の目標は、
家にいても、学校時間はゲームから離れる事。
長男&次男共に学校に殆ど行っておらず、家にいる時間は、ずっとゲームをやっていました。これを機に生活を変えてみる事に。次男、長男も同時にやめさせないと不公平だと騒ぐに違いない。
しょうがない。
息子二人同時にゲーム時間制限の手を入れていくと決意。
まず次男、とにかく癇癪が起きないように言葉を選んで話をしてみました。
学校の時間は、頭と目を休ませる為にゲームじゃない事をやろう。
ゲームから離れられないのは、病気なんだって。
施設に行かないと行けなくなるみたいだよ。
お母ちゃんは君と離れるのは嫌だから、まずは、学校の時間はやめてみない?
次男の反応は、思いのほか素直で
施設は行きたくないから、しょうがない。
さすがに、先生からの指摘が冗談話ではないと理解したのでしょうか。
YouTubeでゲーム動画を見る事も禁止しました。
ゲームから意識を離す為です。
さて、次、長男。
長男は反抗期に入っている事もあって、これまた慎重に話をする事に。
施設の話が出ているんだけど、ゲームし過ぎると、すごく体調や気分が悪くなるらしいよ。
資料によると、今の君の状態がすでにその入り口みたいだよ。
今ならまだ間に合うから、これ以上酷くなる手前で何とかしようよ。
わたしが資料で読んだ、具体的な症状の話をました。
長男はこれ以上体調が悪くなるのは、マジで無理という事で、
まーそうだね。わかったよ~。
了承を得ました。
施設話は彼らにとっても想像以上にパンチあり!
どうにか、二人とも学校時間はゲームをしない約束ができました。
今回の件でわたくし、悟りました。
子どもとの言い合いや、暴れる、キレる等の混乱なく話が整ったのは、
第三者の介入があったから~。
私が子どもにゲームをやめろと言っても、はいはい。ぐらいにしか受け取ってもらえず、何年が過ぎたことか。
仮に、私が自分で施設を探してきて、もういれるぞ!と脅したところで、おそらく同じく効果はなかったと思います。
よって、我が家の場合、
第三者が真剣に介入してくれる事の効果絶大。
できれば、その道の専門家から本人に話して頂く。
それで、初めて「本気でヤバい」と彼らに伝わったようです。
なんとかゲーム時間の制限はできるようになりましたが、次の問題がすぐに勃発しました。
暇、暇、暇、暇。
暇すぎるー!!!
の癇癪。
この癇癪対応がまた大変でした。
これについては、また次回、書いてみたいと思います。
※不登校になった直後など、ゲームで心を休めている時期もあるので、ゲーム時間を減らすタイミングは子どもの様子を見ながら進めて下さいませ。←これがまた難しいのよ…。
参考までにこちら、リンク張っておきます。ゲーム依存はどういう状態か、ゲーム依存になるとどうなるかという情報です。
ゲーム依存事例集(久里浜医療センター)↓ 8つの事例を記載してあります。症状・家庭背景・生育歴・改善までの具体的な歩みが書かれていて、とても参考になりました。
https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document66.pdf
ゲーム依存相談対応マニュアル(久里浜医療センター)↓71ページと多めの資料ですが、内容はとても分かりやすくまとめられていました。ゲーム依存とはどのような状態かなど客観的な視点でまとめられていて読みやすいです。
https://kurihama.hosp.go.jp/research/pdf/tool_book_gaming.pdf
ではまた次回~。
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