
私は、今思えば結婚前から、すでにカサンドラ症候群を発症していたのかもしれません。
そのきっかけは、忘れもしない
「指輪事件」
義母の一言で、ガラガラーと何かが崩れたような気がします。

結婚式まであと2か月、あの日は確か人生で三度目の義母(予定)との再会。
私が薬指にはめていた婚約指輪に義母が視線を向けていたので、
「頂いた指輪です」
と答えた所(決して見せびらかすような事はしてないと思うのですが)、
義母から強烈な一言が。
「離婚したら、指輪は返してね。」
え?えええ~っ?
「?」「?」「?」
どゆ意味?
っていうか、これから結婚する前に離婚とか言う?
胸が締め付けられるような、えぐられるような気持ちになりました。
しかし、悲劇はここで終わりませんでした。
その会話、実は目の前で夫も聞いていました。
私は義母に言われた事がショックで「助けてくれ」と彼に目で訴えたのですが、
ガン無視
終わった…。

と思いました。
夫は雑誌を広げて読み始め、義母は何もなかったかのようににマシンガントークさく裂。
この一家、一体なんなんだ?
これから仲良く一緒に生きて行くつもりがないのか?
そこから、
ずん
ずん
ずん
ずん
メンタルが落ちて行ってしまいました。
後日、夫に
「私はすごく悲しい気持ちになったんだけど、あなたはそんな事を言われても平気なのか?」
と聞いてみたら、
「そんな事言ってた?それは冗談でしょ。」
と軽くあしらわれてしまいました。
あんた、そこにおったがな。聞いとらんとか、意味わからんがな。
ガーーーーーん。

誰にも助けてくれない…。一人だ。
じわじわと、カサンドラさん降臨。

私は孤独の奈落に真っ逆さま。
今なら、分かります。
義母は濃度濃いめのASDさんで、心に湧いた事がとりあえず、一旦すべて口に出てしまいます。
そして夫もASD。
私の悲しい気持ちはおそらく理解できない。
慰めて欲しいとか期待できない。
今なら、あー、はいはい。で流せたかもしれないけど、
でも、当時は知らなかった…。
その後も、自己防衛方法を知らない私は、意味不明な夫一家の言動に振り回され続け、ボロ雑巾のようにヘタリきりました。
つまり、
地獄

あれから十年以上の時が経ち、今では頭の中がかなり整理されて、ボロ雑巾→使い慣れた雑巾ぐらいのところまで回復しました。
私も「指輪もらったとか」義母に言わなきゃよかったんでしょうね…。(HSP&ASDが混ざると本当にやっかい)
しかし、まさか結婚する前から、地獄に落ちるとはね(笑)
それにしても、あの時、憤慨して指輪を外さなくてよかった…。
愛は消えても、指輪自体の美しさは消えないので、手放さずこれからも大切にさせて頂きますとも。(ただの物欲)
指輪事件から十数年の地獄を経ましたが、最近ようやく結婚して良かったのかもしれないと思うようになってきました。
なぜなら、
ASDさんも、付き合い方を変えたら意外と楽になるコツがある事がわかってきました。
言い方はすごく悪いですが、ASDさんは意外と使えます。(タイプにもよるけど)
それについては、また後日ブログにする予定です。
良かったら、また読んでください!
ではまた次回!
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